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オタク語り用ブログから闘病ブログになりつつある

セクシャリティとか色々、移り変わったことの覚書

自分がレズビアンなのかトランスなのか悩んだ時期が長かったが、

大学生のころにジェンダーフルイドのパンセクシャルという事で落ち着いていた。

それが今また、変わってきている。

 

性自認と性的趣向が別物という話はようやく広まってきていると感じるが、

ここではさらに性的趣向を、性愛と恋愛に分けて話したいと思う。

何かとごっちゃにされがちで、そのせいでうまく自己理解が進まなかった。

分けると分かりやすい。

結婚についても、わけて話そうと思う。

 

 

 

まず、性愛から。

範囲としてはパンセクシャルと同じで、男・女・トランスでも、どんな性別の方でも大丈夫という感じだ。

しかしパンセクシャルは性的趣向を表す言葉なので、すべての性別が”恋愛対象”になる人も含むのだが、僕の場合、恋愛対象はまた別で、

あくまで性愛、SEX出来るかどうかという点だけだ。

 

SEXは別に嫌いじゃない。むしろ楽しいしどちらかと言えば好きだろう。

疲れるし、そんな頻繁にするものではないが。

 

初めての女の子をドロドロに甘やかして溶かしたり、トランスの女王様に可愛がられてSとMは紙一重だと実感してみたり、男性といわゆる普通のSEXもしたが、そこに恋愛感情があるかと言われると、ない。

 

SEXは一種の娯楽でしかなく、ゲームをして楽しいのと、SEXをして気持ちいいのは同義だ。

そこに愛を確かめるだとか、それを通して好きになるだとかいう感情は、沸かなかった。

 

頻繁にするものではない、頻繁にしたいとも思わないのは、娯楽だからというのもあるだろう。

ゲームに一定期間ハマって、また別の物にハマるとしばらくやらないのと同じような感じだ。

 

 

 

ここで恋愛について触れよう。

 

SEXで恋愛感情がないと書いた事から察したかもしれないが、恋愛感情はかなり希薄だ。

だから一緒にいて心地よい人間と付き合ってみても、手をつなぎたいだとか思わないし、SEXしたいだとかに結び付かない。

愛を感じないと言って去られた事のなんと多いことか。

 

相手が恋愛感情を向けている事に気づくこともできない。

相手が手つなぎたいな…とか思っていても、こっちは何も気が付いてないことが非常に多いらしい。

経験から、こういう時は自分から手をつないであげたら喜ぶかなとか、考えてする事もあるが、まぁ難しいし、本心ではないのに喜ばれて、騙したような気になって、相手に悪いなと感じてしまう。

 

求められれば答えるようにはしているけれど、気分が乗らない事も多い。

ゲームAをしたい時にゲームBをしたいとか言われてもやる気が起きないのと同じように、SEXしたいといわれても、えー今?みたいな事が非常に多い。

SEXとかいう体力を使う娯楽は、余裕があるときにするものであって、疲れたとか癒しが欲しいとかでするものではないので、かなりすれ違いが起きやすかった。

ラブホデートする日を決めて、おいしい昼メシを食べた後に昼から4時間ぐらいラブホでSEXするのがいつもの流れだったりする。

1日終わって疲れた夜にするもんじゃない…って思ってるとまぁそりゃすれ違いますよね。

知ってた。

 

 

結婚について

 

それでも結婚はしたいと思う。

金銭面とか現実的な事ももちろん理由の一つではあるが、

人と関わらず最後まで生きるのは寂しいし、

家族は欲しいから。

 

家族愛なら持てると思ってる。

そこに恋愛はなくても大丈夫だし、お互いに信頼と尊敬があれば成り立つと思いたい。

 

 

 

 

性自認について

 

ジェンダーフルイドだとしてきたのだが、ここ1年ほどで大きく変わった部分だと個人的には思っている。

多分外から見てる分にはあまり変わらないのだろうけれど。

 

今までは男―中性―女というゲージがグラデーションのように繋がっていて、その間を自由に行き来しているようなイメージだった。

それが今は、男・中性・女と3人に分かれた、という意識でいる。

意識的に多重人格のように思考や性格や性別を切り分けてしまったのが現状だ。

色々経緯があるので、記しておこうと思う。

 

まずパニック障害があった。

友人や元職場にも色々迷惑をかけたし、自分も相当苦しかった。

耐えきれず、それを冷静に対処してくれる人格を分けてしまった。

それが男の人格だ。仮にユウキとしている。

不安や息苦しさがくると、かなり意識的に人格を切り替えて乗り切れるようになった。

冷静で、淡白で、感情の浮き沈みが少なくて、身体的な負担にも一番強い。

そのかわり人と話したりだとか、交流を持とうという気はないらしい。

基本ゲームしてる気がする。

一番別人格だと認識してる。

 

そしてもう一つ分かれたのが、女の人格。

でもこちらはかなり曖昧で、うまく切り替えられるわけではない。

一番恋愛感情を持てて、SEXも愛を感じられて、女性らしく振る舞えて、普段の僕が嫌だと思ってしまう事を好んでやっている。

たまに爆買いしていて、知らないグッズが大量に届いてビックリした事がある。

 

主人格の僕はたぶん中性。

仕事と趣味に没頭して楽しい事だけで生きていたいけれど、それができないストレスやトラウマに弱いんだと思う。

あまり多重人格だとか思いたくはない、意識的に分けてるだけで…

でもそうとしか言いようのない、覚えのないことが多少あるのも事実で、みとめるしかないか…という気持ち。

 

しかし病院では、解離性同一性"障害"とは診断されなかった。

社会的に困ってないと、障害認定されにくかったりする。

ま行く病院によって変わったりするのだろうけれど。

 

 

以上が僕のセクシャリティと障害の現状。

新たな障害未満の不具合の代わりに、今までの障害がだいぶ軽くなったので

まぁちょっと生きやすくはなりました。

すげぇ人に言いにくい不具合だけど。

 

またきっと自己解釈が変わることもあるだろうし、一時の覚書という事で。